落ち込みやすい気分をどうにかしたい

朝からお天気が晴れて気持ちの良い日は、スッキリと目覚めが良く「今日は何しようかな?」「今日はずっと行きたかったあの場所に行ってみよう!」「今日はこれをやろう!」とか行動的になれたり気分も穏やかで心地よく過ごせたり。けれど、反対に曇りや雨などで空がどんよりしている日は気分も上がらずどちらかというと憂鬱なまま過ごした経験はありませんか?

このように天候は人の感情に影響を与えやすいのですが、毎日食べているものも実は、気分や感情に大きく影響を左右する原因となるのです。肉体と精神は別々に考えられることがありますが、こんなにも密接に影響し合っているのにどうして何の関係もないように「別のもの」として捉えられることがあるのか不思議でなりません。

高熱が出ている時にどんなに良い知らせを受け取っても、辛い体では心の底から思いっきり喜ぶことはできないですし、肋骨が骨折していたり手術を受けた後などは面白くおかしいことがあっても痛みで思いっきり笑うことが出来ません。身体の状態によって気分が制限されることがありますし、また反対に精神状態が体に影響を与えることも多々あります。ずっと願っていたことが実現した時、幸運と思えることが起きて幸福感に満たされ常に気分が上がっている時は疲れを感じにくかったり、風邪や他の病気にもかかりにくかったりします。肌艶が良くなり、少々夜更かしが続いてもへっちゃらで過ごすことが出来たりします。

体はあなたが食べるものによって作られています。食べたものが消化吸収され、体の細胞や血液などになり今のあなたの肉体は保たれています。ということは、あなたの精神状態もまた食べてきたものによって左右されているということが言えます。何を食べるのかということは、気分の浮き沈みの振り幅を小さくしストレスを少なく穏やかに過ごすためにも大切なのです。怒りや憎しみ、不安、悲しみ、迷いなどの感情はホドホドに穏やかで温かく前向きな気持ちで日々過ごせると理想ですね。「からだに優しいお肉・お魚の食べ方」 「からだに優しい甘味の食べ方・選び方」 「からだに優しい調味料の選び方」 

よく言われるのは糖質の摂り方の注意点です。

疲れた時など甘いものを食べると気分転換になりやる気が出たり集中力がでる!と言われます。実際にそのような体験をされたことがある方も多いことでしょう。しかし、その効果はどのくらい続きましたか?おそらく30分から長くても1時間くらいではないでしょうか?そして、そのくらいの時間が過ぎた頃、甘いものを食べる前よりも強い疲労感を感じ、さらに甘い物が食べたい!という欲求が湧いてきたのではないでしょうか?その時体ではどんなことが起きているのでしょう?

お砂糖の入った甘いお菓子を食べると血糖値の急激な上昇により危機感を感じた脳はそれを引き下げるためにインスリンの分泌を促します。しかし、今度は分泌されるインスリンの量が多すぎるために血糖値が下がり過ぎてしまう。そうするとまた血糖値を上げるため甘い物を食べたい!という再要求をするという悪循環が生まれます。これが繰り返されると体はインスリンを出す膵臓の機能が保てなくなり高血糖から糖尿病になってしまいますし、常に疲労感がある状態になってしまうので精神的に気分も落ち込みスッキリしないことが続くようになってしまいます。「からだに優しい甘味の食べ方・選び方」

「甘い物」と限定して記載してきましたが、これはスナック菓子などしょっぱい系のお菓子やアルコールも同一

と考えます。過去に何を食べた(飲んだ)時に一番幸福感を感じることが出来たかを脳は記憶しています。そして、体や気持ちが疲れた時にまたそれを手っ取り早く解消する目的で「その食べ物(飲み物)」が取り込まれるまで要求し続けます。しかし急激に感じているストレスを発散させたりするので、その反動は大きく自分に返ってきます。交感神経と副交感神経の入れ替わりが激しくなると精神面に与える影響が大きくなり、ストレスを受けやすくなってしまいます。ちょっとしたことが気になったっり、許せなかったり。自分でも不思議なくらい落ち込んだり…などということが起きやすくなります。

スッキリとしない気分、不安定な精神状態を解消するためにはストレスを感じている今の環境を変えるのが近道だったりしますが、状況によっては生活の環境を変えるのが難しいこともあると思います。そんな中で、食べるものを少し見直し変えるだけでストレスに負けにくい精神状態へと改善していく場合もあります。

その方法については各種講座を用意しておりますので、気になる方はそちらにお問い合わせください。

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